自動車産業は、「CASE」と呼ばれるコネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化や、MaaS(Mobility as a Service)等、ICT革新により、安全で利便性の高い新しいクルマがもたらすモビリティ社会への移行に向けて進んでいます。
そのような中、世界における自動車の生産台数は年々広がりをみせておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、2020年に大きく落ち込み、以降回復傾向にはあるものの、2022年末時点においては、コロナ禍以前と比較して、大幅な減産となりました。
今後は、繰越需要や新興国市場における自動車の普及等により、中期的な回復、成長が見込まれているものの、我々を取り巻く外部環境が大きく変化していることに変わりはありません。
こうした厳しい環境変化を踏まえ、2023年度からは「各ビジネスの収益性改善」、「コスト構造改革」、「B/Sのスリム化による収益改善・財務体質改善」を強力に推進する、収益構造改革に集中して取り組むことといたします。
HARADAは、今後も外部環境の変化や顧客・市場ニーズの変化への的確な対応に尽力し、車載アンテナや車載アンテナに関わる様々な製品・周辺技術を提供しています。
外部環境が変化する一方で、昔から変わらぬものもあります。それは、1958年の創業以来のHARADAの「ものづくり」の精神と、車載アンテナメーカーの第一人者として世界をリードしてきた実績と経験です。
HARADAは変化への対応を行うと同時に、不変の価値も大切にして、世界トップの車載アンテナ専業メーカーとしての使命を果たして参ります。そして、コネクテッドが実現する豊かなカーライフに貢献して参ります。