小型とは、アンテナの大きさが小さいことを指します。他に小「形」と表現することもありますが、自動車部品業界では小「型」を使用します。

帯域とはここではアンテナが対応可能な周波数の範囲のことを指します。例えば、広い帯域と言う時は、アンテナがより広い周波数範囲に対応するということです。反対に、狭い帯域と言う時はアンテナが対応できる周波数範囲が狭くなるということです。

利得とは送受信性能の優劣に関わる言葉で、送受信性能が基準値に対してどのくらい優れているのか、劣っているのかを表す指標のことです。

この３つはお互いに深く関係しています。そして、避けては通れない原則があります。例えば、アンテナを小さく（小型化）した時に、広い帯域を必要とする場合は利得が低くなります。

また、・アンテナを小さく（小型化）した時に、高い利得が必要な場合は帯域が狭くなります。
　　　・広い帯域に高い利得が必要な場合は、アンテナが大きくなります。

このように、「小型」「広帯域」「高利得」の３つを同時に成立させることはできませんが、車載アンテナ専業メーカーであるHARADAは、その限界に挑戦し続けます。